【波形もあるよ】ラブライブ!の32bit整数なハイレゾ音源にお布施してみた

こんちわ。macmanです。
音が悪いと評判のラブライブ音源ですが、に32bit/96kHzのリミックス&リマスタ音源が発売されたのでいくつか買ってみました。今更とか言わないで下さい。
面白かったのでレビューしてみます。

<<各種追記>>

・新しく買ったやつ、音傾向がかなり変わってて高域強すぎたので追加レビュー
・32bitのままで痛い高域を削る方法を追加で記事にしました
すっごくよかった劇場版全6曲レビュー
・32bit整数で可逆圧縮可能な唯一神ALACの話は一番下
MOMENT RINGの32bit版買ったので下の方に追記


HD REBUILD MASTERというらしい今回の配信音源。
32bit integerで32bit floatingより広いダイナミックレンジ云々だそうです。要はより小さい音が表現できるせるそうです。まぁ24bitの時点で可聴範囲フルカバーなので???ともなりますけどとりあえずそこは置いとく。
ネットの評判とか見てると打ち込みの音源とかレコーディングの時とかが24bit/48kHzだしニセレゾじゃないのみたいな批判がそれなりに。確かに無い音は足せないからね。仕方ないね。

でも数字は置いといてちょっと考えてみましょう。楽曲の要は録音とミックスとマスタリングのクオリティです。
別にバイナリと睨めっこするわけじゃないんだから楽曲としてのクオリティを論ずるべきで、そこさえ良ければハイレゾだろうとニセレゾだろうとどーでもいいと思うんです。なにより価格一緒なんだし。
つことでネタになればいいかなー程度のノリで買ったのは2曲。
我々ラブライバーは搾取される生き物。石12個分の課金と思えばこれしきのお布施なぞどうということもない。スクフェス課金したことないけどね
スノハレは鉄板として、Oh,Love&Peace!は完全に気分。2曲買いたかった。

ふっつーに決済してふっつーにダウンロードするわけなんですが、容量ですよ。


アホでしょ(真顔


アホだわ(確信

容量スッゲーと思いつつ聴いてみました。環境はR10とDP-X1にUE900sとかIE800とかX10とかいろいろ。
比較対象は前から配信されてた24bit/48kHz版です。以後めんどくさいので前配信Verと書きます。CDじゃありません。
…んー…いいところわるいところ両方あるというのが結論。両手でバンジャーイかというと違うと思うこれ。
以下私見丸出しになりますが、それオンリーなのもアレなので客観的資料として波形とかスペクトラムデータとかも貼っておきます。ただあくまでただの波形です。環境や音の好みは個々人で全く異なるので、購入するかは必ず試聴をした上で判断して下さい。
音質に絞ったレビューということで曲が好き補正はOFFにして聴きました。でもどっちともめっちゃ好きな曲なんだということは一応断っておきますw



・Snow halation
あの名曲が32bit整数で帰ってきました。さてどうなる。
【いいところ】
とにかくクリア。左右に音場が広がっていて、一聴して音の分離も向上しているのも分かります。前後はそれほど変わった感ない。
音作りもいわゆるドンシャリ(これいいところに書いていいんだろうかw)でアタックもはっきり、硬質な印象で万人受けする音作りなんじゃないかなーとは思う。あとボーカルがやや大きめになってます。

【わるいところ】
上でクリアと書きました。でもそのクリアさ、整いすぎてる感じがどうにも耳に付きます。特にボーカル。ほら最近のテレビで時々フレームレートを補完して滑らかにするぜーみたいなありがた迷惑なゴミ機能あるじゃないですか。あんな感じです。かなり違和感あります。
あと音場は確かに広がってるんですけどただ配置してあるだけっつーか並べただけで混ざってないっつーか。うーんなんて言えばいいんだこの感覚…www
んでもってボーカルのコンプレッションがよろしくない。折角の声が伸びなくて大変よろしくない。押さえつけられてる感あってここもかなり違和感。

【どっちがすき?】
前配信Verの方が好きです。音も柔らかいしミックスもそっちの方が。32bit版はクリアで分離がいいのはいいんですけど前配信Verの方が自然なんですよね。そりゃ今回のに比べれば曇ってはいるんですけどなんか変な感じに比べれば。

波形見てみましょ。下が今回の新しいやつ、上が前配信Ver。

ミックスしてマスタリングすっ飛ばしただけな前配信Verと比較してだいぶ音圧が上がっているのが分かりm…

↑せーつーなーさーにはーのとこ
あれ?音圧は上がってるけど前配信Verよりダイナミクス変化はむしろでかい?これが…これが32bitの霊圧とでも言うのかッ…!?

クリッピングはゼロです。(当然聴覚上の音割れも)ないです。
主観的にはちょっと高域強くなって、低域はややボワつきがあった前配信Verに比べスッキリしています。
そういえばintegerなのにfloatingって認識されてますが、これはAudacity側が32bit floatingまでしか(しか?)認識できないことに起因するらしい。

以下スペクトラム。上が今回の新しいやつで下が前配信Ver。横軸のめもり違うのでそこんとこ何卒。



前配信Verに比べ可聴範囲も中域あたりがそれなりに変化しているのが分かります。あと新しい方は確かに高いとこまで出てますね。25k手前でガコォと落ちてるのは音源がそこまでしか出てなくて、そこから先は各種エフェクトで追加されてる部分かと。どっちみち人間には聞こえない(ry



・Oh,Love&Peace!
サビ好きなんですよね
【いいところ】
音場云々分離云々は上と同じ。ボーカルのクリアさやSEの粒立ちもいい感じ。
この曲、あくまでこの曲で特筆すべきなのはキメの細かさ。前配信Verは音の粒が粗く、出音的にもびっみょーにAMラジオっぽい感じが( ◠‿◠ )???ってなりましたが今回はよかった。そういう意味では素直に買ってよかったと思います。そういう意味では、です。
ボーカルが前配信Verは団子気味だったんですがそこもちゃんと分離もよくクリアになってました。

【わるいところ】
スノハレと同じ。だいたいスノハレと同じ。例によって整いすぎて違和感とかコンプ感とか混ざってないとか。エッジの強さとかはスノハレほど感じなかったのはシンセとコーラス多めだからかな?
いいところで意味深な書き方したやつですが、全体を通して、特に2:00くらいで海未ちゃんの「恥ずかしくても、言いたいことがあるよ」とかみたいなとこがボーカルのコンプレッション感凄まじくて違和感MAX。

【どっちがすき?】
どっちもどっち…今回のはボーカルのコンプ感違和感ありまくりですけど団子に比べればまぁまだ…んー…新しい方?んー…びっみょー…

波形どーん

変わんねえや!!!どっちも海苔音源だからな!!!!

ええい拡大じゃ拡大

↑おーらーばんぴーすのとこ

上が今回の新しいやつ、下が前配信Verです。スクショ部分の音圧は上がっているのが分かります。サビ以外とか場所によっては前配信Verより低いとこもありました。
クリップはこっちもなく、聴覚上も音割れは特になし。

スペクトラムです。

スノハレと似たような感じ。だいたい似たような感じ。



・まとめ
すんごく微妙
確かにSE等含め音の分離は確実に向上してて、空間やボーカルのクリアさもGood。でも個人的にはそのクリアさが逆に整いすぎてて違和感感じまくりです。あと音が並んではいるけど混ざってないってのとコンプレッション感な。特にボーカルの圧迫感ヤバいんだぜこれ。うっひー。
ハイレゾ版持ってんだけど買い直す価値ある?と言われると前がよっぽど酷かった曲以外はオススメしません。マジで。
ラブピみたいな前配信Verがちょっと団子だなーハイレゾでも酷いなーってのだったり、のソロバージョンのスノハレとかみたいなCDしか出てなくてって場合は考えてもいいかも。
いずれにせよ要熟考。ボーカルのコンプっぷりが嫌じゃーって人は尚更要熟考。

まぁ24bit版と価格一緒なんで詐欺じゃオラァとかは言いません。でも32bit整数はダイナミックレンジが云々言うのはいいんだけどそれ以前の話じゃね?と思ってしまいます。
そこまでダイナミックレンジ言うなら(特にボーカルの)ダイナミックレンジを活かした音作りにした方がいいんじゃないかなって。少なくとも圧迫感感じるほどコンプレッションする必要は絶対なかった。
とりあえずSolo Live!も出るらしいのでBeloved Ellieは買います。あれのマスタリングは最凶だったしな…。高い買わん

ラブライブ音源、時期によって音傾向がかなーりブレる印象あるんですよね。マスタリングが原田さんになってるお陰か劇場版とか普通に良かったんですよ。CDで。
そこへきて32bitぞ、CDより高音質ぞ、究極ぞと鳴り物入りで売り出したのがこれってそりゃ( ◠‿◠ )???ともなる。なりますよね?
もっともCDでしか持ってないって人には間違いなく勧められる品質ではあります。少なくともあれよりかはいい。つかCDが酷すぎるだけ。
だから、どうか硝子の花園をハイレゾで出してお願い
っつか音割れしてないの出してお願い


・おまけ
ワイ将、ラストシングルのMOMENT RING、32bit版を買った結果wwwwwwwwwwww


お…おう…なんなんだこの超音圧…(上のほうがハイレゾ



おおう…高域キツすぎんよ(上のほうがハイレゾ

曲自体は超いいんです。畑亜貴さんと高田暁さんのゴールデンプラチナダイヤモンドコンビだもん。もう最強だよね。最後までアップテンポのバンドチューンでめっっっちゃいい。
いや…Lantisに高音質は期待しちゃいけないってのは重々承知だったんすけど…なんつーか…ラストシングルのハイレゾ版くらい "まともな音" で出してもよかったんじゃないかなって(しろめ

とにかく相変わらず高域痛くて10秒聴いてられないレベルなのと、当然ここまでリミッターを突っ込みすぎると0dbを超えていなくても聴いてて普通に分かるレベルに音が割れてきます。そうです。よりによって高音質を謳うハイレゾ版で音が割れてるんです。
特にサビ入ったとことか露骨。No brand girlsのハイハイハイみたいな感じ。

0dbwwwwwwww超えてないのにwwwwwww音割れとかwwwwwwwって思うじゃん?
RX Audio Editorで見れば一目瞭然なんだよなぁ…(デモ版なのでバウンスこそできないものの、音割れとかノイズのチェックには使える)
0dbよりちょい下のミョーンとなってるのが音割れで生じる部分。まぁミョーン自体は前からあったしなにもLantisだけの話じゃないんですけど、まぁここまでのミョーンは流石に聴いてて分かる
「自称オーヲタうぜーからAudacityでクリップ検出されないよーにしろ」と上が指示出したかどうかは知りませんけど(現場の判断でこうなったってのは信じたくないっすね…信じたくないな…おう…)突っ込みすぎ。明らかにリミッターのゲイン突っ込み過ぎです。ハイレゾだ真の32bitだと吠える前にランティスは音圧至上主義を止めるべきなのよ。
まぁここらへん、聴いてわかんなきゃ別に…と思うところもあるんです。別にダイナミックレンジはあればあっただけいいってもんでもない(Christian Tetzlaffとフランクフルト交響フィルのメンデルスゾーンとかダイナミックレンジありすぎて最初をまともな音量で聴いてると最後とか音でかすぎて聴くの無理)ですし、WA2の届かない恋とか音いいなーって思ってたら結構クリッピングしてたし。
でもこれは明らかに聴いて分かる酷さなんです。論外なレベルの超音圧にしろ破綻してる周波数バランスにしろ。あくまでそれの裏付けってことでスクショ載せてるんですけど、ここら辺の違和感って製作時に分からんもんなのかなぁ…K240とかGENELEC 8000じゃないと分からん!とかじゃなくてふっつーの民生用DAP&イヤホンで分かる酷さなんだけど…w


とりあえずこんな感じで高域を5kから落ち始めて10k〜12kのところで山のてっぺんが来るように-6dbほど削ってやると聴覚上のバランスもなんとか取れ、さっきのミョーンも消えて音割れ感も低減されるのでやっとこさ「聴いていられる音」にはなるんです。
ただやっぱりサビに入ったとこの音がハンマーで叩き潰されたような圧迫感とザラッと感(まぁ割れてるしな)は消えません。
CD版もハイレゾ版とほっっっっっっとんど同じような感じ。
さようならへさよなら!もスクショは割愛しますが全く同じ状態でした。うっひー。

高域が強すぎる、ということに関してはユーザーサイドもEQで削ることで対応できるんです。つか削りましょう。この音バランスで通常音量で聞いてたら間違いなく高域の聴力ガタ落ち不可避。
でも超音圧とそこからくる不自然なまでの圧迫感はどうにもできんのです。いっそ前みたいにスタジオマスター売ってほしい。自分でマスタリングすればいいんだもん。
もう一回断っておきますけど曲はほんとに好きなんですよ…曲はな…。

マスタリングで過剰にダイナミクスを潰して音割れさせた上に周波数バランスも破綻してるっていうまぁ相変わらずな相変わらず。せっっっっっっかく曲はほんといいのに。


で、最近のラ!ハイレゾ、やーたら高域痛いわ音細いわ超音圧すぎだわどこのどいつじゃこんなマスタリングやらかしてんのって思ったら…お…おおう原田さん…マジで…
音傾向まんま一緒だし全部そうだったんすかねちょっとショック。と思ったらDLEAM SOLISTERのSwag!!!とか似たような音だったし今思えば片鱗は見せてた…

結局μ'sのハイレゾでほんっとーに音良かったやつ、劇場版3シングル収録の6曲だけってことd…あ、スパラブとか良かったっすね。なんでこんなに音傾向(悪い意味で)ブレッブレになっちゃったんでしょう。


・以下ALACについて
まず結論として、Apple Lossless(ALAC)は32bit integerに対応しています。
ALACのMac OS Forgeが見れない時のGoogleキャッシュはこちら

個人的にiTunesで管理したいのとアートワーク&メタデータを付けたいのとでハイレゾファイルはALACかAIFFに変換アーンド管理しています。ALACって汎用圧縮形式の中で唯一32bit integer/384kHzまで扱えるので、今回の32bit整数音源でメタデータ付けたいけどFLAC使えねーぞゴルアって方は是非。(WavPackは32bit整数まで扱えるけどRockboxとCowon製品くらいしか対応機種がなかったはず)
無圧縮に拘りたいならAIFF。WAVと違いメタデータ/アートワークの埋め込みが可能です。いやWAVでも一応タグ付け出来るんですけどそれはこっちの記事で。
変換自体はiTunesでもできますが、MacならXLDが超便利。Windows環境ならdBpowerampxrecode IIが使い勝手いいです。

WAV→ALAC/AIFF変換により音質は劣化するのか?という超オカルト部分ですが、バイナリを比較してみました。結論から言うと同じ形式では音質は変わりません。(音の部分でのバイナリ変化もありませんでした)
あれ?なんかバイナリ変わってたし音変わるって書いてたじゃん?って方、確かに音もバイナリも変わるものの音質劣化は生じないんです。要はJunkチャンクが消えるだけでした。
一応こちらの記事に詳細まとめてみたのでよろしかったら是非…www

一応自分でもafconvertコマンドで見てみました。

2 コメント:

  1. こんにちは。
    ALACの32bitに変換しても劣化がないとのこと、とても安心しました。
    本日Xperia Z4のOSアップデートをしたところ、ミュージックアプリでハイレゾwavファイル メタデータが全滅しまして。。。orz
    大変参考になりました!
    今からXLDで変換試してみます!

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    1. コメントありがとうございます!

      メタデータが使えないと辛いですよね…WAVはきちんとした規格がないのでだいぶ扱い辛いです…
      上手くいくことを祈っております(`・ω・´)ゞ

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