【レビュー】UE18+Proの音とかビンテージリケーブル自作とか

さて、とにかくUE18+Proを手に入れました。macmanです。前の記事の続きです。
前記事→【レビュー】UE18+Proを直オーダーしてみた


何はともあれとりあえず通常の環境に引っ張りこまないといけないので、まずはプラグを2.5mm4極に換装してバランス化した上でサウンドレビューをすると

・高域
モニター系ほどキツくないちょうどいい量がしっかり出てくれます。ここらへんUERM由来のTrueToneが効いているのかな。
ちなみに刺さることはありませんでした。あくまで暖かめ。

・中域
結構ボーカルが主張してきて若干ドライな質感。かつ粒自体は細かい感じで◎
もう少しクリアでもいい気がしますが曲による部分も大きいと思うので、イヤホンの基本性能としては十分でしょう。

・低域
かなり柔らかい低域で量感も十分だけどだけどちょっと重心上?
今まで凄まじく沈むCE6Pを使ってきたせいかもしれませんがもうちょっと沈み込んでも良い気がする。
とはいっても圧迫感はほとんどなくて気持ちよく聞けます。

・まとめ
音量は案外取りやすくてiPhoneでも◀︎◀︎みたいなやつの左側◀︎までで十分音量が取れました。なのでDAP忘れてiPhone直刺ししか…という状況でも十分聴くことは可能。
温かみのある弱カマボコ。これにより温かみがありつつボーカルがよく聴こえるというバランスを生み出せている気がします。
またUEらしく音場が広くてライブのような臨場感のある音です。その音場も左右というよりむしろ前後に広い印象。定位感や奥行きの表現がかなり上手。
高域がもうちょっと伸びてくれればいいんだけどなーという感じはするものの、この聴いてて聴き疲れしない音が好きqdcとかJHじゃなくてこれにした、ということもあるので満足!
ちなみにプラグ換装前に3.5mmの方で聴いてみたら試聴機に比べて低域が若干出て、微妙に高域が凹むかな?という印象でした。ここらへん耳の形でも違ってきそうです。

という感じ。かなり上手くまとまっていると思います。試聴できる方はぜひ試聴を。
前記事の最後で一騒動あったというケーブルですが、プラグ換装って当たり前ですけど極性チェックしないといけないじゃないですか。やろうと思ってケーブルを外s
…外れないんだぜ✌(’ω’✌ )三✌(’ω’)✌三( ✌’ω’)✌

硬い。超硬い。異常に硬い。あかんでしょ。ビクともしないんだけど。
仕方ないのでケーブルをティッシュでくるんでペンチで掴んで外しました。それでも結構大変で、もう初っ端からコネクタ破損したらどうしようかと思った。たぶん保証適用外だし。
いや動画撮りながら作業してお前んとこのコネクタ硬すぎるのが原因だろ素材と工程に異常があれば保証するって書いとったやないかいってゴネれば何とかならない気もしない…まぁそれくらいには硬かったです。

大雑把なのでノギスで測定なんてほとんどしませんが、流石に今回ばかりは測ってみようと思ってまずケーブルピンを測ってみると…

なるほど0.76mmな。ほーん。

んでもってコネクタ。細くてノギスが入らないので手持ちのケーブルをいろいろ突っ込んでみたらオヤイデの4N純銀撚り線がピッタリでした。

測ってみたら


_人人人人人人_
>  0.75mm  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 …………そりゃ外れんわふざけんな( ^ω^)

んで極性を調べてみると、こう。

下がHOT、上がCOLDという他のカスタムとは逆の極性らしい。
んでコネクタを換装すべく元のプラグをカットして

半田付けすr…

_人人人人_
>リッツ線<<
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

リッツ線めんどくさいから嫌い…
温度を低めにした小手先に多めにハンダをつけて、その中に潜らせればいいだけではあるんですけど嫌いなもんは嫌い。
右が予備ハンダしたやつで、ウレタンが焦げたのが浮いてるのでヤスリで削り落として半田付けします。

 完成っと。


んではめるにも外すにもコネクタぶっ壊しそうなのでケーブルを作ることにしました。
UEカスタム用のケーブルって買うにしても種類がかなり少なくて、WAGNUS.とBeat Audio、Song's Audioくらいようです。お値段も17kからとそこそこ。
ただ純正ケーブルが1万越えってのを考えると…???

今回使ったのはなんとビンテージケーブルで、1950年代初頭の東ドイツ製ケーブルを買ってみました。1mで$10くらい。 メーカーはKlangfilmといって映画館や劇場向けの音響機器を製造していた会社で、そこのKL-L405というスピーカーの専用スピーカーケーブルです。
ちなみに東ドイツの音響技術は評価が高かったらしく、今も愛好者がいるようです。ググったらKL-L405の価格ユニットだけでも43万円とかだそうで…それのケーブル容赦なく切ってIEMケーブル作るって据え置きオーディオファンに刺されそう(しろめ

被覆はキャブタイヤゴムで手触りも匂いも完全にゴム。意外に柔らかくゴムの劣化もあまり見られません。


これでは幾ら何でもIEMケーブルには使えないので被覆張り替え。PVCでアレですが今回はスミチューブVを使います。PTFEチューブは考えたもののタッチノイズが怖くて今回はパス…でもAliで5mで$17くらいだったので今度断線したら張り替えはそれにするつもり。
これが

こうじゃ

ここから接点に錫メッキは流石にあんまりだと思ったのでヤスリ掛けでメッキを剥がして半田付け。
ハンダはIEM側HOTのみ英国製のMulticoreビンテージハンダ、あとは全てMulticore LMP 362 Fluxを使いました。英Multicoreを使ったのはCARDASはちょっと合わなかったから。

ところでこのケーブル、銅の色が最近の銅よりかなり白っぽい色なのがのが印象的です。上がそのケーブルで下がそこら辺に転がってる最近の銅線。違いがはっきりしています。
純度的には分かりませんが年代的に2N(99%)前後ではないかなと。


今は4N(99.99%)がわりとよくあるやつで6Nとか7Nまであることを考えるとかなり低めだとは思います。

ちなみにコネクタ側はAliで買ったら古い溝有りのUEコネクタ用だったので出っ張りを削ってピンを半田付けしてはめ込みました。
これもAliですがイヤリング用の0.75mmのピンを買ってみたらまさにジャストサイズ。

んで完成!
スミチューブVは印字がありますが、写真を見れば分かる通り本当に目立ちません。心配だったポイントだったのでちょっと嬉しかった。

プラグカバーはケーブルが異様に太いので部屋に転がってたJVCのRCAからとって布ヤスリでロゴを消して使用しました。金属の質感がいい感じですw
超弩級の見た目通り実際そこそこ重い…音良いけど…(

サウンドレビューしてみます。このケーブルのレビューになってしまう気もしますがリケーブルの効果はかなりでかいということでひとつw
本当ならマイクで測定してほれこことここが違うじゃろとやりたいんですけど持ってないもので… 

・高域
標準ケーブルに比べて高域がくっきりと、また壁を外されたみたいにスーッと伸びます。これはびっくり。 より細かいニュアンスまできちんと拾ってくれるだけでなく、音のアタック成分は高域にかなり影響されるのでそこが正確に表現できるようになったことで定位がピシッと定まるようになりました。またどこかにピークを作ってしまうタイプの粗い高域ではなく上品。

・中域
若干引っ込みますが滑らかさが凄まじくて絹のような滑らかさと瑞々しさのある中域に。ボーカルの表現力はもちろんストリングスの胴鳴りやアコギの弦、エレキのディストーションやオーバードライブの歪みなどなどとても良いです。

・低域 標準ケーブルに比べ若干タイトに、とはいえ十分ふくよかさがあります。 重心は一段階下に下がって安定感が出ました。CE6P程はないものの心臓辺りからしっかり鳴ってます。

・音場とか
広くなりました。上下もだけど左右に一段階広がったのと、細かいニュアンスを拾えるようになったせいか奥行きも感じます。

・まとめ
一聴して純正ケーブルに比べハッとさせられるより生々しい音になりました。ちょっとびっくりした。
このケーブルが良かったのか標準ケーブルが悪かったのか、もしくはどっちもなのかは分かりませんがどのみちリケーブルする価値は十分あるように思います。とにかくそれをやって初めて本領を発揮するイヤホンと言えそう。やっぱUE純正ケーブルってアレだわ


…というわけで遂にビンテージ線に手を出しちゃったよ…(震
錫メッキということもあって半信半疑なところもあったんですが完全に杞憂で、高域は滑らかに出るわ低域はいい具合に締まるわ音場広がるわで素晴らしい音でした。先入観って持っちゃダメですね。でもこれで無メッキとか銀メッキとかだったらどうなってたんだろう?
もっとも半田付けする部分だけはヤスリで錫メッキを剥いだのでそれが効いた、のかもしれないですけどw

ただ被覆ばかりはスミチューブVで済ませちゃって、アレがPVCで誘電率的にあんまりよろしくない素材なので断線することがあればPTFEに替えてみる予定。
そういえば前にどこかのブログさんで音のいいビンテージケーブルは伸ばす工程でカドミウムを少量混ぜたものってのを読んだ気がするんですけどこいつははたして…?

ちなみにNEGLEXとVan Dammeの銅/銀メッキ銅ハイブリッド線で作ったケーブルもあとはコネクタ付けるだけだったりするので、作ったらそっちも試してみようと思いますw

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