【今更レビュー2】 iBasso DX200 - 音とかコンデンサ交換とか

これの続きです。macmanです。
さてDX200の音質とかアンプカードについてちょこちょこ書いていきます。長くなっちゃったからね前の記事。

DX200はアンプカード方式、いわば専用PHPA方式を採用しています。交換は本体サイドのこのビスを外して
外します。

現状Amp1からAmp4まで販売中、Amp5まで販売されていて、中身としては

・Amp1
標準で付属するアンプ。Line Out、3.5mmSE、2.5mmBALの3系統出力が可能。

・Amp2 - $159
3.5mmSEに特化したアンプ。Line Out出力もあります。

・Amp3 -$199
今度は2.5mmBALに特化したアンプ。
ユニークなのが2.5mmTRRSな「Line Out出力」も可能なこと。
XLRやRCA入力なアンプに完全にLRが分離された状態で接続出来ます。

・Amp4 - $199
今度もバランス。なんとあの4.4mm5極。
Line Outはなく4.4mmのヘッドホン出力のみ。

・Amp5 - 価格未定
3.5mmSEですがヘッドホン向けの大出力モデルだそうです。

...とまぁこんなところでいろいろリリースされています。
現状持ってるのがAmp1とAmp4なのでざっと比較してみると

・Amp1
クリアで広い音場、奥行きも十分…なものの、低域が若干量感多くてぼやっとしてるので聴き疲れすることがしばしば。あと高域もそこそこ丸め。
うーんもーちょいハイ/ロー共に伸びればなぁ…
ボーカルに関してはこの表現力好きなので、qdcみたいに涼やかでパンチのある音と合う、かも。

・Amp4
届いたら書きますw

…で、Amp1、もーちょいフラットにならんかの?ということで、コンデンサを変えてみました。

DX200のアンプカードによく使われているニチコンFWですが、低域ぼんやり高域イマイチとあんまり評判がよろしくありません。なのでこいつを…

ニッケミPSF 16v 480μFに…

変える!

いや最初OS-CONにするつもりだったんですけど最初に届いたのがPSFでもうこれでいいやって
先に足を曲げてあげて2つをくっつけてから基盤に半田付けすると楽です。予備はんだの要領。
半田付けの時間は出来るだけ短時間、というか瞬間で済ませましょう。高音は性能低下の元凶ですし、延々と加熱すると破裂の危険があります。

んでもってかなりバーンインに時間はかかるものの(最初は超モコモコな本当に酷い音がする…w)、変えてあげる価値は十分にあるんじゃないかなと。
ただ一つ難点があって、

_人人人人人人人_
>蓋が閉まらない<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
音はいいんだけどなぁ…w

よく本当に効果があるのかと論争になるイヤホンのバーンインとは違ってアンプの場合コンデンサの慣らしという明確な目的があるので必ず行うようにしましょう。iBasso側の推奨時間は200時間だとか。

・音を聞いてみる
Amp1でコンデンサの交換前と交換後です。ちなみに個人的に好みな音はナチュラルめなフラット一歩手前。使うイヤホンはUE18+Proで2.5mmTRRS。

高域
少なすぎず、かつ刺さらず。もうちょっと出てくれてもいいけどまぁまぁ好印象。
シンバルのキラキラ感やシャッキリ感等きちんと再現しているのに刺さらない調整具合は流石の一言。
交換後→標準時よりもすーっと伸びてくれるようになりました。かなり満足。

中域
出てくる音はツヤがあって本当に綺麗。ボーカルやストリングス等を極めてリアルに再現してくれます。ボーカルがちょっと引っこみ気味なのが気になるっちゃ気になる。
交換後→これはもうちょっと艶があってもいいような…とはいえ十分好きです。89点。

低域
量多めで若干制動が効かず暴れ気味なところがあるような。もうちょっとタイトで輪郭がしっかり見える方が好みです。ただこれはアンプがハイパワーすぎるからってのもありそう。
交換後→これは断然こっちのほうが好み。過多気味だった量感は若干減って聴き疲れしなくなったのが一番ありがたいです。輪郭もタイトになって◎。

音場とか空気感とかそこらへん
ここは交換前もあともすんばらしいです。クロックとDACってほんと大事なんだなってつくづく思いました。
何が凄いって音がクリアで立体的なこと。交換後は更に磨きがかかります。また背景の黒を正確に黒として描く描写力。ひたすらに広大で膜を感じさせぬ深い奥行きは流石の一言。据え置き向けDACの実力は伊達じゃないですね(奥行き表現の向上というのはES9028PRO自体の旧シリーズからの改良点だそうな)。

その他
音の立ち上がりはデジタルフィルターにも依るものの極めて速かったです。あんまりコンプとかかかってないジャズとかクラシックで比べると如実に分かるんですが、張り目にしたタムの皮鳴りとかライドにチップが当たった時の音のそれはほんと実際の音に近いなーと思いました。やっぱクロックって大事だわ。

そうそう、デジタルフィルターに関してはESS製の7つのフィルターが搭載されています。(デジタルフィルターについてはここが詳しいです)ONKYOやPioneerのようなメーカー独自フィルターはないらしい。ちなみにFiiO X7 2ndで選べるやつも同じフィルターらしいのでそっちの参考にもなれば。
聴いてて気づきましたが切り替えた後一回再生停止すると変更が適用されるっぽいです。音質差についてはあんまり情報がないので個人的な印象を書いてみました。グラフ?見方わかんね。

個人的に一番好きなのは交換前ではSlow Roll-Off(Minimum)でした。ここは使うイヤホンや音の好みでかなり変わってくると思うのでお好みでw

・Fast Roll-Off(Linear)
アタック感は緩やかで音も若干柔らかめ。良くも悪くも普通で聴き疲れはしにくいと思います。
・Slow Roll-Off(Linear)
更に音が丸くなり、アタック感も緩やかになります。というか音がボケた感じで曲やイヤホン、もちろん聴き手も選びそう…ただ一番聴き疲れしにくいのはこれです。
・Apodizing(Linear)
中高域にかけて押し出しが強く、パッと聴いた感じキャラが立ってておっっとなるものの高域が聴き疲れしやすい。
・Fast Roll-Off(Minimum)
Apodizingよりちょっと高域がおとなしくなった印象。これが好きって人も多そう。
・Slow Roll-Off(Minimum)
Slow Roll-Off(Linear)とかなり似てるものの、より解像感が増して立体的です。ナチュラルな音が好きな同志諸君、迷ったらこれでええんでね?
・Fast Roll-Off(Hybrid)
Slow Roll-Off(Minimum)と似てますがボーカルがちょっと引っ込んで音の塊が大きくなった感じ。これを選ぶ利点はあんまなさそう。
・Brick Wall(Linear)
Fast Roll-Off(Hybrid)から奥行きがちょっと戻った感じで若干迫力はSlow Roll-Off(Minimum)よりこっちの方があるかな?

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